こんにちは 浜松市中区 理容室 床屋
ヘアーサロン ふくざわオーナーのマコトです。
前回のお話で書いたように、いくら髪に悪い影響が出るからといっても
そうそう生活習慣を変えることやストレスを取り除くことは無理な話です。
そこで私達、理容師が出来る事はといえば日頃のお手入れのアドバイス
ぐらいしかありません。
私がこの業界に入り20年、「髪が生えますよ!!」と言われた育毛剤を
星の数ほど見てきましたし、買ったりもしました。
しかし、どの商品も効果のほどをはっきりと確認できた商品は
正直出会っていません。もちろん、医薬品である大正製薬のアレや
飲み薬のプロペシアなどは医学的に効果が認められています。
ただ、理容店では取り扱いは禁止ですし、なにより副作用が心配....。
髪の毛を増やすが為に健康を害するなんて本末転倒ですよね。
しかし、しかし、今回やっと自分的に納得できる商品に出会えました。
幹細胞と言われる細胞の元を外から注入することで細胞の増殖とターンオーバーを
促進させる画期的なシステムです。
髪の毛が薄くなってきた、細くなってきたという事は、つまり毛母細胞の衰え。
だったら、毛母細胞そのものを若返らせればいいじゃん!!って話です。
この育毛剤の成分配合は、幹細胞培養液、生体吸収性ハイドロゲル、細胞増殖因子
グロースファクター。それ以外にも血行促進を促す漢方成分もしっかりと配合。
100% 天然成分配合ですので副作用も臨床段階では確認されず限りなく安全に
お使い出来るものとなっています。
そして、この商品の取り扱いを決めた決定的な理由がこちら。
DDS (ドラッグデリバリーシステム)
医療分野の言葉で薬を効果的に送り込む技術のことを言います。
簡単に言えば「薬を患部に届けて効かせるシステム」です。
薬が育毛剤に配合された細胞増殖因子、患部が頭皮の中にある髪の
毛母細胞だと思って下さい。しかし、ここで1つ問題が生じます。
皮膚 (肌)とゆうのは角層、表皮、真皮の三層構造で守られています。
せっかくの優れた成分も毛母細胞に届かなければ効果はゼロです。
他の育毛剤メーカーに聞いたところ肌の奥までとどくのは、せいぜい1割、2割だと。
その話を聞いた時正直「はっ??」と思いました。自分に知識が無いのもダメなん
ですが、これでは効果が出ないに決まってるじゃんと思いました。
それからはいくら良い育毛剤と聞いても半信半疑で取り扱いには至りませんでした
しかし今回のこの商品の DDS は画期的な仕組みです。
京都大学再生医科学研究所 田畑教授が開発された「生体吸収性ハイドロゲル」。
水分、熱、皮脂にとても弱い細胞増殖因子を安定化させて吸着。
肌角質層に浸透した後に自身の肌細胞が求めた時に必要な分だけ細胞増殖因子を
放出するというなんとも凄い仕組みであります。
京都大学再生医科学研究所といえば、IPS細胞でノーベル賞を受賞された
山中伸弥 教授が在籍する研究機関です。再生医療の分野にて世界トップクラスの
知識を持ったこの機関が開発、特許を取得したDDS (ドラッグデリバリーシステム)
もしかしたら、育毛の分野においても冗談抜きでノーベル賞ものかもしれません。